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ルーム。 ...2004/10/20(Wed) No.161 |
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台風23号「トカゲ」の上陸。外には一歩も出ず以前台風情報ばかりのTVをつけっぱなし。どしゃ降り雨で部屋の中に閉じ込められる、この感覚が子供の頃から嫌いじゃなかった。雨の日子供は外に出て遊ばなくても良いし、子供だけじゃなく、おとなも誰もが足止めを喰らっているような雰囲気が好きだった。自分の持っているぬいぐるみを全員集めて、ひっくり返したロッキングチェアの中に避難させ、カーテンの隙間からどきどきしながら稲妻を見た。意識は内へ内へ、それは恐ろしく孤独で恐ろしく甘美な世界。そしていい大人になった今もわたしは「お人形遊び」がやめられないでいる。 今日はミニチュアの素焼きの水差しや大鉢などを作ってサンプルの木箱の床に並べてみた。イギリスの片田舎にあるPottery(ポッタリー、窯元)に見える。人形無しで色々なタイプの部屋ばかりを作るのも面白いと思うがどうだろう?自分一人だけなので誰にも相談できない。2、3軒隣に誰か引っ越してきてくれたらなーとか思う、お茶のみがてらたまに意見を聞きたい。意見を聞いたところでその通りにするのではないが、他人の目を通して話をしている内に自分がどうしたいかハッキリしてくる。そういう意味では常滑での制作は理想的だった。もの作りの人が近くに大勢いて約束もなく、それでいて絶妙のタイミングで現れるのだ。気軽に他人の制作現場に顔を出すことも出来た。ぶらっと歩いて気の向いた工房を覗く、打ちっ放しの地面の上にろくろでひき立ての鉢がずらっと並んでいる事もある。まさにポッタリーである。ウンウン・・と低く唸りながら電動ろくろが廻っている。跳ねた泥を顔につけたままの知人がコチラを向くと「おお、、こんにちは。」と言う。少し驚いたように、少し嬉しそうに・・きっとそれはさっきまで「もの作り」という果てしない孤独のどしゃ降り雨の中にどっぷり浸かっていたからだ。
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