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梅酒が呼ぶ ...2005/08/05(Fri) No.351 |
| 丑三つ時をとうに過ぎた午前3時半、やっと薬掛けが終わり、窯詰めは明日やることにして寝床に就く。が、ちっとも眠れない。暗闇で横になって、ぶぅぅぅんと低く唸る扇風機の音を聞いていると、心配しても仕方ないことまで心配になってくる。馬鹿馬鹿しいので、えいや、と起き上がり台所に降りて梅干しと昆布のにぎりめしを7つこさえた。いっそのこと窯詰めをしてしまおうかと窯場に行ってやりかけたら、やっぱり足がヨロヨロしてとっても危ない。ここで壊してしまうと元も子もないと冷静になって中断。ごそごそと寝床に戻る・・・再び起き上がる。時計は4時45分、今度は流しの下に仕舞い込んでいる梅酒の瓶が気に掛かる。瞼の裏にくっきり映像が浮かぶ。もう一度階下へ降りて流しの下から梅酒の瓶をとり出す。 「あ。」梅酒の蓋が少しだけ開いている。 発酵したガスの力で持ち上がったのだろう、いけないいけない。急いで蓋を閉め直し、明るいところへ運んで眺める。あなたが呼んでたのね。

梅酒の瓶の隣に置いてた「梅シロップ」の方は琥珀色になって、すっかり飲める状態に仕上がっている。プツプツと細かな泡が上がってきて私を誘う。ワインの空き瓶を熱湯消毒して移し替えるとちょうど一本分。水で3倍に薄めて氷を入れてかき混ぜてちめたくして飲んでみた。わー!美味スィー!大成功だ。でも気持ちは大失敗!もっともっと梅を買って漬けておけば良かったよ。(毎度言ってる気もするが) 来年は梅を10kgは買う、絶対に買う。荷台に梅の箱をくくりつけた自転車を漕ぐところを空想しながら蒼くなりはじめた外を横目にもう一度寝床に入る。
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